サステナビリティコミュニケーション
エプソンは、ステークホルダーの皆様にサステナビリティ活動に関する情報を伝えるだけでなく、ステークホルダーの意見に耳を傾け、企業活動に反映させています。そのために、適切な手段を使いステークホルダーとの双方向のコミュニケーションを行い、サステナビリティ活動の質向上に役立てています。
Z世代とのコミュニケーションイベント開催
2023年8月22-23日、Z世代とのコミュニケーションを目的に、nest(SB Japan youth community)のメンバーをお招きし、コミュニケーションイベントを行いました。
nestとは、16~25歳の若者が、社会課題の本質やビジネスを起点としたソーシャルアクションについて、仲間と共に学び・考え・発信していくコミュニティです。
当社はサステナビリティ経営を推進する上で、多様なステークホルダーとの対話を重視しています。Z世代も重要なステークホルダーの一つと位置付けており、nestメンバーを本社(諏訪市)や富士見事業所(富士見町)にお招きし、2日間にわたって企業の歴史や最新のソリューションに直接触れて頂きながら、さまざまな職場の従業員との対話を行いました。
テーマは企業イメージ、求める未来像、ダイバーシティなど多岐にわたりましたが、いずれもZ世代らしい新鮮な視点で、かつ鋭く本質を突くコメントも積極的に上がり、双方ともに気づきに繋がる価値ある意見交換が出来ました。
こうした対話が、将来の企業のあり方や価値創出に良い影響を及ぼす事を目指すと共に、将来を担うZ世代のメンバーにも多少なりとも影響を与える価値のある機会であったことを願っています。
当社は従来のステークホルダーの考え方にとらわれず、多様な職種、立場の方々と積極的に対話・連携する事で、持続可能な社会のために価値提供を続けられる企業を目指します。
エプソンでは創業の志や歴史を紹介する記念館、また最先端の技術に触れて頂けるソリューションセンターなどの見学施設
を用意しています。
こうした施設は学びの場として教育活動に貢献するだけでなく、新たな繋がりや価値を創出するためのエンゲージメント
の場としても活用されています。
京都大学経営管理大学院シンポジウムに参加
2021年8月、京都大学経営管理大学院主催のオンラインシンポジウム「脱炭素社会への世界の潮流と“グリーン成長戦略”を考える」が開催され、一般の方を含む約500名の方々が参加しました。シンポジウムでは、産学官の有識者がオンラインで脱炭素化社会に向けた「グリーン成長戦略」について議論を交わしました。
当社からは、取締役専務(当時常務)執行役員でサステナビリティ推進室長の瀬木達明が基調講演に登壇し、「脱炭素におけるエプソンのサステナビリティ経営」について紹介しました。パネルディスカッションでは、「脱炭素社会に向けた日本社会の変革」をテーマに展開されました。そこでは、脱炭素社会に必要な政策と産業構造について目指すべき水準とのギャップが大きいことや、脱炭素社会やデジタル社会が加速すると想定した時に日本企業の強みを認識しつつスピードの遅れをどう乗り越えていくのか、という議論がなされました。
また、登壇者の皆様から当社への今後の期待と示唆に富んだご意見をいただきました。当社のサステナビリティ活動へ役立てていきます。
地域住民
地域住民との意見交換会
当社およびグループ会社では、拠点を置く各地域の皆様を招いて、意見交換会を実施しています。当社の事業、環境活動やリスク管理体制について理解を深めていただくと同時に、積極的に地域のニーズや課題をお聞きし、良好な信頼関係の構築に努めています。
諏訪南事業所と富士見事業所では、毎年、長野県富士見町の町長をはじめ地域役員の方々をお招きし、懇談を行っています。構内の排水処理施設、当社オフィス製紙機PaperLabや捺染印刷の機械や技術を紹介し、懇談会では地域と会社双方の発展につながる活発な意見交換を行っています。