サプライヤーガイドライン

サプライヤーガイドライン/サプライヤー行動規範

エプソンはビジネスパートナーであるサプライヤーにもエプソンの経営理念を理解していただき、調達活動に支援いただくことが、経営理念の実現のために不可欠と考えています。そのため、エプソンのサプライヤーガイドラインにはサプライヤーに遵守していただく行動規範を含んでいます。
エプソンの調達活動方針をご理解いただき、CSR活動の推進に協力いただくことを目的に、2005年4月にエプソングループ調達ガイドライン(現サプライヤーガイドライン)を制定しました。さらに2008年4月にEICC(電子部品のサプライチェーンのCSRアライアンス、Responsible Business Alliance, RBA)行動規範に準拠した「エプソンサプライヤー行動規範」を制定し、ガイドラインの一部とし、以降、RBA行動規範の改定を受けて改定しています。
サプライヤーガイドラインは、品質(Q)、価格(C)、納期(D)の取引の基本要求、国際社会からの要請を反映した貿易管理やサプライチェーンにおけるセキュリティー確保などの施策に加えて、労働・安全衛生・環境・倫理などのCSR要求をサプライヤー行動規範(RBA行動規範)として規定しており、ビジネスパートナーとともにこれらの要求を遵守した事業活動を推進し続けることを狙いとしています。ガイドライン初版の制定から約20年を経て、世界各地に所在するサプライヤーの理解を得るため、ガイドラインの多言語化をはかり、現行のVer8.0は7言語版を用意しています。また、全ての取引先に遵守依頼をするとともに、主要サプライヤーから、書面同意を提出していただいています。2024年4月に改訂したサプライヤーガイドラインVer8.0については、直接材サプライヤーに周知し、2100社(取引アカウント、同意率95%)以上から書面による同意をいただきました。
エプソンは、RBA会員として、サプライチェーンにおけるCSRの向上に努めています。

エプソングループ サプライヤーガイドライン(グループ共通版)Ver8.0 

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RBA行動規範の要請

「エプソングループサプライヤーガイドライン」の一部である「サプライヤー行動規範」は、RBA行動規範に準拠した、労働・安全衛生・環境・倫理・マネジメントシステムを要求事項としています。RBAの要求は、現地法の遵守はもとより、RBAの要求・水準が現地法よりも厳しい場合には、RBAの要求の遵守を求めます。これにより、サプライヤーが所在する各国・地域の法律の定めの有無および水準に関わらず、また、各国・地域の労働慣行に関わらず、一定の管理水準を担保します。

Responsible Business Alliance

A. 労働(人権) B. 安全衛生
  • A1 強制労働の禁止

  • A2 若年労働者(児童労働禁止を含む)

  • A3 労働時間(労働時間制限・休日取得)

  • A4 賃金・福利厚生

  • A5 差別の排除/ハラスメントの禁止/人道的待遇

  • A6 結社の自由および団体交渉

  • B1 労働安全衛生

  • B2 緊急時への備え

  • B3 労働災害および疾病

  • B4 産業衛生

  • B5 身体に負荷のかかる作業

  • B6 機械の安全対策

  • B7 食事、衛生設備および住居

  • B8 安全衛生に関する連絡

C. 環境 D. 倫理
  • C1 環境許可と報告

  • C2 汚染防止と省資源

  • C3 有害物質

  • C4 固形廃棄物

  • C5 大気への排出

  • C6 資材の制限

  • C7 水の管理

  • C8 エネルギーおよび温室効果ガスの排出

  • D1 ビジネスインテグリティ

  • D2 不適切な利益の排除

  • D3 情報の開示

  • D4 知的財産

  • D5 公正なビジネス、広告、および競争

  • D6 身元の保護と報復の排除

  • D7 責任ある鉱物調達

  • D8 プライバシー

E. マネジメントシステム
  • E1 企業のコミットメント

  • E2 経営者の説明責任と責任

  • E3 法律要件および顧客要求事項

  • E4 リスク評価とリスク管理

  • E5 改善目標

  • E6 トレーニング

  • E7 コミュニケーション

  • E8 労働者/ステークホルダーの関与と救済のアクセス

  • E9 監査および評価

  • E10 是正措置のプロセス

  • E11 文書化と記録

  • E12 サプライヤー責任