環境技術開発
目指す姿
材料技術の融合により、環境ソリューションビジネスを創出し、脱炭素と資源循環に貢献する
環境負荷低減に貢献する新たなソリューション開発を行い、ビジネス創出も同時に目指していきます。
例えば、ドライファイバーテクノロジーや金属粉末制御技術などの材料技術を融合し、廃材やリサイクル材から新たな製品を生み出すことで、地下資源から地上資源由来材料への置き換えを実現します。
2021年3月にはバイオマスプラスチックの技術開発を行うパラレジンジャパンコンソーシアムを設立し、2030年に年間20万トン規模のバイオマスプラスチックを供給可能にすることを目指します。
ドライファイバーテクノロジー(DFT)
天然由来のプラスチック開発
株式会社ユーグレナ、日本電気株式会社、エプソンの3社は、国立大学法人東京大学の岩田忠久教授と共同で、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の貯蔵多糖であるパラミロンを使ったバイオマスプラスチックの一つである「パラレジン」の技術開発、普及推進を目的とする「パラレジンジャパンコンソーシアム」を設立。実用化に向け、技術開発を行っています。


関連情報
金属粉末製造技術
独自の金属粉末製造技術で金属資源をグループで循環利用
エプソンアトミックス株式会社は、金属溶解とアトマイズ粉末製造技術による金属粉末商品事業を展開しています。2020年2月には、エプソンの半導体事業においてIC製造で使用されたシリコンウエハーを金属粉末原料として再利用する取り組みを始めました。これにより、エプソンの廃棄物削減および、バージンシリコンの使用削減による地下資源利用減・CO2削減を実現します。2021年度までに8.5トンのシリコンウエハーをリサイクルしました。今後さらに、他の活用候補材について高機能金属粉末へのアップサイクルを継続的に探索していきます。

