オフィス・ホームプリンティング事業
インクジェット技術・紙再生技術とオープンなソリューションにより、環境負荷低減・生産性向上を実現し、分散化に対応した印刷の進化を主導します。

戦略
エプソンのインクジェットプリンターは、インク吐出に熱を使わない「Heat-Free Technology」による電力消費の抑制に加えて、シンプルな構造による定期交換部品やメンテナンス頻度の少なさ、大容量インクタンクによる消耗品交換頻度の少なさなど、環境負荷の低減につながる多くの特長があります。また、トナーが、石油由来のポリエステル樹脂など、多くを地下資源で構成しているのに対し、水系顔料インクの主成分は水であり、よりサステナブルな材料を使用しているということもいえます。
地球全体の課題である環境問題への取り組みにさらに貢献するため、カギとなるエプソン独自の提供価値を備えたプリンターのラインアップの拡大や、私たちのインクジェット技術の環境負荷低減における優位性を伝える活動を継続し、レーザープリンターからインクジェットプリンターへのテクノロジーシフトの実現に取り組んでいきます。
また、お客さまの使用環境や困り事を理解し、印刷機器の運用や管理、消耗品の管理などのツールを提供し、印刷に関するさまざまな業務負担やストレスを軽減することで、お客さまの利便性や生産性の向上を実現し、末永くエプソン商品を使い続けていただけるよう、印刷の進化に取り組んでいきます。
小規模オフィス・家庭向けインクジェットプリンター
エプソンは、低コストで大量印刷に適した大容量インクタンクモデルの市場を切り開き、市場拡大とともに成長を続けてきました。今後も、大容量インクタンクモデルの価値を訴求し、安定した事業運営を継続していきます。
オフィス向けインクジェットプリンター
現在、オフィスで使用されている複合機・プリンターは、レーザー方式が大半を占めています。エプソンは、環境性能・利便性に優れたインクジェット方式の複合機・プリンターを普及させることで、オフィス向けプリンターでの市場シェアを拡大し、事業の成長につなげていきます。
製品ラインアップ
ソリューション
インクジェットでオフィスのCO₂排出量を半減*1へ
エプソンのインクジェットプリンターは、レーザー方式と比べてシンプルな印刷プロセスで、インクの吐出に熱を使わないため低消費電力を実現可能です。また、交換部品も少なく、環境負荷低減に貢献します。
オフィスのレーザープリンターをインクジェットプリンターに置き換えていくことで、オフィスの環境負荷低減とエプソンのビジネス成長を両立させます。
オフィス内での資源循環「PaperLab」
使用済みの紙を繊維に戻し、結合させ、成形して再び紙にする。エプソンが開発した「ドライファイバーテクノロジー」は、オフィス内に新たな資源サイクルを生み出します。
PaperLab A-8100を利用して紙を再生することで、市販の用紙のライフサイクルで排出されるCO₂と比較して排出量を削減できます。*2さらにA-8100を利用することで排出されるCO₂をエプソンがカーボン・オフセットすることにより「実質ゼロ*3」にします。
*1 エプソンのスマートチャージ対応A3複合機各機種のTEC値とENERGY STAR®画像機器基準Version3.0にて定められたTEC基準値で比較した場合の削減比率。
*2 CO₂排出量は早稲田大学 創造理工学部 環境資源工学科 伊坪研究室監修により当社算出。
*3 普通紙 約2000枚/日 240日/年 10年間使用した場合にライフサイクルで算出したドライファイバーペーパー1tあたり約1755kgのCO₂をカーボンクレジットを利用してオフセットします。



市場シェア
販売台数
エプソンの世界シェア*1

販売台数
エプソンの世界シェア*2

*1 出典 IDC Worldwide Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker 2024Q2 Share by Brand, Laser Printer はMono Laser 90ppm以下、Color Laser 69ppm以下
*2 出典 IDC Worldwide Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker 2024Q2 Share by Brand
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エプソンは主要製品であるプリンターにおいて、再生材やバイオマスといった循環資源の利用を進めています。

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エプソンは、インクジェット技術を活用することでプリンターの消費電力を削減し、持続可能な社会の実現に貢献します。