商業・産業プリンティング事業
インクジェット技術と多様なソリューションにより、印刷のデジタル化を主導し、環境負荷低減・生産性向上を実現します。

戦略
商業・産業インクジェットプリンターの完成品、プリントヘッド外販に加え、小型プリンター(レシートプリンター)が主要製品です。完成品ビジネスでは、さまざまな種類のインクに対応できるプリントヘッドの特長を生かし、フォト、サイネージ、ラベル、テキスタイル印刷用途などに幅広いラインアップを有しています。
エプソンのインクジェットデジタル印刷は、独自のマイクロピエゾ技術により、精細なグラデーションや微妙な色調の再現が可能で、デザインの可能性を広げます。また、デジタル印刷は、従来のアナログ印刷と比較して生産工程を大幅に短縮できるため、多品種少量の商品を短納期で効率よく、低コストで生産することが可能です。 これらの強みを活かしたインクジェット技術のプラットフォームを幅広い商品・サービスで展開することで、多様な消費者ニーズ、環境負荷低減、高生産性、分散化などの課題を解決していきます。
特に商業・産業向けのプリンターを使用する生産現場のニーズとして高い「生産拠点間での生産のばらつきをなくす正確な色合わせと稼働管理」「作業者のスキルに依存しない保守サービス」に応えるため、エプソンでは2020年から分散印刷を支援するソリューションEpson Cloud Solution PORTを提供しています。これは、複数拠点に分散して設置されているプリンターの稼働情報や、エラー状態などを一括してタイムリーに把握できる遠隔モニタリングソリューションです。提供開始以来、エプソン独自のカラーマネジメント技術Color Control Technologyや生産工程管理機能を追加するなど、よりお客さまのビジネス拡大のお役に立てることを目指し、提供サービスの拡充や使い勝手の改善に順次取り組んでいます。
お客さまの環境負荷低減・生産性向上に寄与する商品と、それを誰もが、より簡単に扱えるソリューションを組み合わせて提供することで、継続した成長を目指します。
製品ラインアップ
ソリューション
デジタル捺染による多品種少量生産と環境への対応
デザインデータから生地に直接印刷し、衣服をつくる「デジタル捺染」は、従来の大ロットのアナログ印刷に比べて作業工程が少ないため、小ロット・短納期での生産に適しています。消費者ニーズの多様化に、多品種少量生産で応えます。水などの資源消費やインクの廃棄が少なく、環境への負荷を減らせるのも特長です。
デジタルソリューションの導入で生産効率を向上
印刷現場に、プリンターだけでなくクラウドサービスの提供も行い、生産効率向上に貢献しています。お客さまは、プリンターの稼働状況を一目で把握でき、プリンターごとの色合わせ業務の効率化や印刷ジョブなどの生産工程の一元管理が可能です。


トピックス
広がるデジタル印刷の可能性
商業・産業印刷の市場は、アナログ印刷からデジタル印刷へシフトしています。サイネージ、テキスタイル、ラベル用途などでは依然としてアナログ印刷の割合が高く、デジタル印刷の普及による成長機会があります。

* 出典:複数の調査会社の用途別印刷量データや市場情報を参考にエプソン予想
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