水資源管理

水は気候変動をはじめとした他の環境側面と密接に関連しています。エプソンは、多くの水資源に依存しており、水資源の持続可能性が事業継続において極めて重要であると認識し、全社・各拠点において水管理活動を進めています。

水資源(パフォーマンス)

エプソンは水の使用効率に関するグループ目標を策定し、節水設備の導入や工場用水のリサイクル率向上を通じて、水使用量の削減を図っています。さらに、各拠点の取水状況を上水道/地下水ごとに集計し、生産工程で使用する水に加え、全従業員が安全な飲料水と衛生的な水環境にアクセスできることも重視しています。一部の拠点では、節水型トイレの導入などの設備改善や、従業員への節水や汚染防止に関する啓発活動を進めています。
また、22の生産拠点で水管理計画を策定し、水使用量の削減や水リサイクル率の向上など、各拠点の目標を設定して水資源の適正管理を推進しています。

2025年度総括

グループ目標値:0.73千m³/億円(年間売上収益あたりの取水量を基準値より1%削減)
実績:0.59千m³/億円(対基準値20%削減)
基準値:0.74千m³/億円(2017-2022年度平均)

2026年度 取水量原単位目標

グループ目標値: 38.3千m³/億円 (年間原材料使用量当たりの取水量を前年度より1%削減)

関連情報

事例(水資源管理)

水リスクへの対応

エプソンは、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:以下 TNFD)が推奨するLEAPアプローチ*1に沿って、水リスクを含む自然資本に関連するエプソングループのリスクおよび機会を分析しています。
その結果、TNFDに基づき特定した11の優先地域(拠点)のうち、水ストレスエリアに位置する拠点は東南アジアの2拠点であることを確認しました*2。2025年度において、対象拠点は年間約320千m³の水を使用しています。現地の実態把握を目的として、ヒアリングを実施し、地域の水リスクの状況を確認しました。対象拠点においては、現時点で水供給に関する大きな制約や規制強化は確認されておらず、事業継続への影響は限定的であると認識しています。
今後も、TNFDに基づく自然資本および生物多様性に関するリスク・機会への対応の一環として、水リスクの継続的なモニタリングおよび必要なリスク低減施策を推進していきます。

*1 自然との接点・依存関係、インパクト、リスク、機会などを評価するための統合的なアプローチ。
*2 Aqueductによる評価において、水ストレス(Baseline Water Stress)項目で「Extremely High」と評価された地域(拠点)。

関連情報

TNFD提言への対応

TCFD提言への対応

環境リスクマネジメント(水関連を含むリスク低減の取り組み)

グローバル主要環境データ