再生可能エネルギーの活用

エプソンは再生可能エネルギーの活用を、脱炭素の達成目標に向けた重要なテーマとして位置づけ、世界各地で活動を推進しています。


再生可能エネルギー電力への転換

エプソンは2021年3月に、全世界のエプソングループ拠点*1において使用する電力を2023年までに100%再エネ化することを宣言しました。その後、2021年11月には国内拠点の再エネ化を完了し、2023年12月にはグローバルに展開する全拠点におけるすべての使用電力を再生可能エネルギーに置き換えました。エプソングループの年間使用電力量の合計は約867GWh*2であり、再エネ化により年間約40万トンのCO2排出を抑制します。

*1 一部、販売拠点などの電力量が特定できない賃借物件は除く
*2 2024年度実績。CGS(コージェネレーションシステム)発電および枯渇燃料での自家発電分の電力を含む。RE100の技術要件を満たすグリーンガスの調達が困難なため、使用電力量に相当する電力証書を自主的に充てることで、100%再エネ化としています。

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パーパス実現のための、エプソンの取り組みを紹介しています(動画/記事)。

スコープ1、2の内訳と電力の状況(2024年度実績)

2017年度時点におけるエプソンGHG排出量の7割以上は枯渇性の電力由来のものでした。脱炭素の実現に向け、先行して使用電力の再生可能エネルギーへの転換に取り組んできた結果、2024年度は電力由来のGHG排出量はゼロとなり、スコープ2排出量の削減に大きく寄与しています。国内外において、水力や風力発電といった各地域における最適な再エネ電力の選択や、オンサイト発電への積極的な投資を行い、電力使用量の100%まで再生可能エネルギーの比率を伸ばしています。

地域特性に応じたエネルギー活用

日本国内において長野県エリアでは、長野県公営水力などの水源豊かな信州産のCO2フリー価値付き電力「信州Greenでんき」を活用し、温室効果ガスの削減とエネルギーの地産地消を同時に実現しています。また、半導体工場を擁しエプソンの国内電力使用の約半数を占める東北エリアでは、CO2フリー価値付き電力「よりそう、再エネ電気」を活用するなどし、国内全ての拠点で使用する電力の再生可能エネルギーへの転換を2021年11月に完了しました。
海外の生産および販売拠点においては、フィリピンの生産拠点では工場屋根に設置したメガソーラーによる自家発電に加え、地熱と水力ミックスの電力に2021年1月から切り替えています。またインドネシア・ブカシの生産拠点では、2022年7月からバイオマス発電の使用を開始しています。火山島の資源を生かし活発に開発が進む地熱発電や、パーム油生成過程での副産物であるPKS(アブラヤシ殻)とウッドチップを燃料とした持続可能なバイオマス発電の調達は、地域特性に応じたエネルギー活用の事例となります。

グローバルでのオンサイト発電の拡大(太陽光発電の設置)

再生可能エネルギーの安定的・持続的な調達のため、自家発電量の最大化に向けた計画を実行しています。各拠点の事情に合わせて、自己投資とPPAから最適な方法を選択し、屋根など自社の敷地内に太陽光パネルを設置しています。

オンサイト発電の事例

フィリピン(Epson Precision (Philippines), Inc.)

タイ(Epson Precision (Thailand) Ltd.)

中国(Epson Engineering (Shenzhen) Ltd.)

米国(Epson Portland Inc.)

中国(Epson Wuxi Co., Ltd.):PPA*1

日本(富士見事業所):PPA*1


*1 オンサイト型自家消費太陽光発電サービス

自然エネルギー拡大に向けた提言への賛同

再生可能エネルギー(自然エネルギー)の活用は重要なテーマであり、エプソンでも中長期での拡大を計画、実施しています。しかし、再生可能エネルギーの拡大には、供給量・供給地域および費用などの課題があると認識しています。それらは個社では対応のできないものであり、その解決策の一つとして、下記の政策提言は重要な提言であると考え、賛同することにしました。これらの提言が実現することで、将来の気候変動への影響を最小化する活動が、より実現しやすくなります。
気候変動対策は、日本のみならずグローバルな取り組みが不可欠であり、今後もこのような提言への賛同を含め、脱炭素化に向けた活動を継続していきます。なお、業界団体の加盟・継続に当たっては、業界団体の気候変動分野の取り組みが当社の基本方針と合致しているか確認しています。

日付 提言内容 事務局
2025年11月 再生可能エネルギーの利用拡大に向けた国の制度・ルールの改善点
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公益財団法人 自然エネルギー財団
2024年7月 1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を求めるメッセージ
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気候変動イニシアティブ(JCI)
2023年6月 自然エネルギーの電力の利用拡大に向けた課題と提言
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公益財団法人 自然エネルギー財団
2023年4月 再生可能エネルギーの導入加速と実効性の高いカーボンプライシングの早期導入を求めるメッセージ
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気候変動イニシアティブ(JCI)
2022年6月 再生可能エネルギーの導入加速を求めるメッセージ
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気候変動イニシアティブ(JCI)
2021年4月 パリ協定を実現する野心的な2030年目標を求めるメッセージ
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気候変動イニシアティブ(JCI)
2021年1月 再生可能エネルギー目標引き上げを求めるメッセージ
2030年度の再生可能エネルギー電力目標を40~50%に
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気候変動イニシアティブ(JCI)
2020年8月 気候変動に取り組む企業が求める3つの戦略と9つの施策
自然エネルギーの電力を利用しやすい国に
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・公益財団法人 自然エネルギー財団
・一般社団法人 CDP Worldwide-Japan (CDP Japan)
・公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)

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グローバル主要環境データ

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