私たちは、企業活動を通じて社会が抱える課題の解決と企業成長を両立させ、「持続可能でこころ豊かな社会の実現」を目指しています。
近年、地域紛争や気候変動、パンデミック、急速な技術進歩、社会的不平等の拡大など、ビジネス環境は激しく変化しています。そのような状況において、世界各地で深刻化する人権尊重に対する企業の役割がますます重要になっています。エプソンは、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、バリューチェーンを含めた人権尊重への取り組みを強化しています。
まず、「エプソングループ 人権方針」を制定し、人権尊重の取り組みの拠りどころとしています。人権に負の影響を与える可能性の高い分野として、現時点では、労働、働く環境、サプライチェーンを特定し、その防止・予防・是正の取り組みを継続的に行っています。また、エプソンの企業活動に関連して人権侵害を受けた方やそのおそれのある方が声を上げ、救済を求められる仕組みの整備にも鋭意取り組んでいます。さらに、社員やサプライヤーなどのステークホルダーとのコミュニケーションを重視し、さまざまな対話活動を行っています。
このような人権侵害を起こさないための努力をたゆまず続けることで、人権尊重への企業の社会的責任を果たし、社会からの信頼を得て、社会とともに成長していきたいと考えています。