お客様のもとでの環境貢献
お客様の業務プロセスを変革するというアプローチにより、環境負荷の最小化だけでなく、業務効率や生産性の向上による働きかた改革を実現する商品・サービスをお届けします。
- ワークスタイルやライフスタイルをより快適にするとともに、お客様の元で発生する環境負荷を低減する革新的な商品やサービス
- 従来とは異なる新たな業務プロセスを提案し、環境と経済を両立する高いお客様価値を実現する商品やサービス
オフィス
印刷性能と低消費電力を両立し、オフィスの環境負荷低減に貢献
エプソンのビジネスインクジェットプリンターは、熱を使わずにインクを吐出する独自のHeat-Free Technologyを採用し、優れた低消費電力性能を実現しています。
PrecisionCoreラインヘッドを搭載したLXシリーズ、LMシリーズは、40~100枚/分の印刷性能と低消費電力を高い次元で両立させた商品です。LX-10050MFシリーズは、100枚/分*1を実現し、オフィスで使用されている一般的なレーザー方式の印刷速度50枚/分に対して、約2倍の生産性を発揮しています。
*1A4横片面の場合。LX-7550MFシリーズは75枚/分、LMシリーズは40,50,60枚/分です。
オフィスの環境対策への提案
環境対応への意識が高まる中、オフィスにおいても例えば、空調の設定温度を調整する、照明をLEDに変えるなど、電力削減のための取り組みが行われています。オフィスの中で、プリンター・複合機は、10%もの電力を消費しています。
エプソンのインクジェットプリンターは、微小な電圧を加えることで収縮するピエゾ素子の動きによってインク滴を吐出します。トナーを紙に定着させる際、高温での加熱処理が必要なレーザープリンターに比べ、印刷時の消費電力を大きく抑えることができるため、オフィスの電力削減への貢献が可能だと考えています。
1枚当たりの消費電力量
国際エネルギースタープログラムのTECをベースに、異なる速度の製品を比較する際の目安として1枚当たりのエネルギー消費量として換算したものが下記のグラフです。一般的なオフィスで普及しているレーザー方式のA3カラー複合機と比較した、エプソンのラインインクジェット複合機の高いエネルギー消費効率を示しています。
* 1枚当たりの電力量の比較シミュレーションです。energystar.jp/に登録されている40枚/分以上のA3カラー複合機全てのTEC値を参照(100V、2023年9月11日現在)し、TEC算出条件を用いて1枚当たりの値を算出しています。
年間消費電力量の削減
PrecisionCore Heat-Free Technologyを搭載し、印字プロセスに熱を使わないラインインクジェット複合機は、レーザープリンターに比べて圧倒的に消費電力が少なく、オフィスのランニングコストを抑制します。外部評価機関による性能比較では、他社カラーレーザー複合機に比べ、LM-C5000は年間の消費電力量を平均で約80%削減できるとの結果が出ています。
* 年間消費電力量のグラフは、エプソンの委託によるKeypoint Intelligence社のテストデータです。LM-C5000は欧州仕向け機種にて、2023年5月試験実施。比較対象は、カラーレーザー複合機41~50枚/分クラスの上位トップ5ベンダー*3からエプソンにて選定。各機器のデフォルト設定で、 Keypoint Intelligence社の標準的なエネルギー消費試験方法を用いてテストを行い、平日の印刷作業量は2x4時間+スリープ・スタンバイモード16時間、週末のエネルギー使用はスリープ・スタンバイモード48時間に基づいて算出。各4時間の印刷時間には、合計69ページのテストパターン(DOC、XLS、PPT、HTML、PDFおよびOutlookメール)を6回印刷しました。
*3 出典:IDC’s Worldwide Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker 2023Q1, Units Share by Company
「2023年度省エネ大賞 資源エネルギー庁長官賞」を受賞
ラインインクジェット複合機LMシリーズ*は、新しい回路ユニットの導入によりスリープおよび動作時の電力消費が低減し、さらなる省エネ性能を実現したことなどが評価され、一般財団法人省エネルギーセンターが主催する2023年度「省エネ大賞」(製品・ビジネスモデル部門)の資源エネルギー庁長官賞を受賞しました。(2023年12月)
* WorkForce Enterprise LM-C6000/C5000/C4000
eco情報
- エプソンのPrecisionCore Heat-Free Technologyが可能にしたラインインクジェット複合機(LXシリーズ/LMシリーズ)は、印刷性能と低消費電力を高い次元で両立させています。
- 1枚当たりの消費電力量を一般的なオフィスで普及しているレーザー方式のA3カラー複合機と比べると、エプソンのラインインクジェット複合機は高いエネルギー消費効率を示しています。
- エプソンのラインインクジェット複合機は最大消費電力を320W以下*4に抑えており、一般的なオフィスで使用される100V,15Aのコンセントで使用可能です。
*4 LX-10050MFシリーズ:320W、LX-7550MFシリーズ:300W、LMシリーズ:190W
ラインインクジェット複合機の商品情報はこちらにご覧ください。
インクジェットがオフィスのプリンティングを変える
大容量インクパックシステムを搭載。
消耗品の交換頻度が少なく、インクジェットならではの低消費電力で、お客様の負担と環境負荷を低減します。
消耗品を削減し、環境負荷の低減に寄与
大容量インクパックによる消耗品の削減は、コストを抑えるだけでなく、資源の消費量を削減するとともに廃棄物を極小化し、環境負荷低減にも大きく寄与します。
また、消耗品の管理や交換に関わる負担が減り、仕事のダウンタイムも減らせます。
* 消耗品および消耗品の梱包材の地球温暖化負荷の比較です。PX-M7090FXで生涯20万枚*1*2印刷時に必要な消耗品(パック、メンテナンスボックス)と、LP-M8170で同数印刷する場合の消耗品(カートリッジ、感光体、廃トナーボックス)を比較しています*3。エプソンの評価条件に基づき、消耗品の素材・部品製造に伴う地球温暖化負荷をCO2排出量として算出しています(インクやトナーは含まず、素材のリサイクル効果*4を含む)。地球温暖化負荷はお客様のプリンターの使用状況により異なります。
*1 本製品をお使いのお客様の平均的な印刷枚数です。
*2 イールド枚数(各色での印刷可能枚数)は、ISO/IEC24711(測定方法)およびISO/IEC24712(測定画像)に基づき、片面連続印刷した場合の平均値です。
*3 印刷枚数に応じて個数を按分して算出しています。
*4 リサイクルによるCO2削減量です。
オフィスの省エネをサポートするインクジェットプリント
印字プロセスに熱を使わないインクジェットプリンターは、レーザープリンターに比べて圧倒的に消費電力が少なく、オフィスのランニングコストを抑制します。
Heat-Free Technologyによって高い環境価値を提供します。
熱を使わないため消費電力が少なく、CO2抑制といったメリットにもつながります。
ビジネスを止めない大容量インクをコンパクトボディに搭載
eco情報
- 大容量インクパックにより、消耗品を交換せずにモノクロ8万6,000枚、カラー5万枚*2の印刷を実現。同数印刷時にトナーカートリッジや感光体などを大量に使用するレーザープリンターに比べ、地球温暖化負荷(CO2換算)を約92%削減できます。
- Heat-Free Technologyにより、印刷時に熱を使わないインクジェットプリンターは、レーザープリンターに比べて低消費電力です。
紙に新たな価値を与え、循環型社会の実現に貢献
PaperLab A-8100(以下、A-8100)は、使用済みのコピー用紙を原料として、新たな紙をその場で再生産できる乾式オフィス製紙機で、水を使わない*1 繊維化を特徴とする「ドライファイバーテクノロジー」を搭載しています。
*1 適度な湿度が必要です。
水資源の保全
A-8100は同じ質量の市販の紙を製紙する場合と比べると、その水の使用量はわずか1/100*2程度です。
地球規模の重要課題である水資源の保全に貢献します。
*2 市販の紙の原料となる木材の育成のための水消費量を含みます。なお、市販の紙とは日本で流通する一般的な紙を示します。
森林資源の有効利用
紙の原料である木材は、森林から得られる資源です。A-8100で作る紙の原料は100%オフィス古紙であり、新たな木材を一切使用しません。そのため、「3R活動推進フォーラム」が規定するR100マークを表示することが可能です。
ライフサイクルCO2の削減
A-8100の新しい紙再生プロセスは、手元で古紙を再生する小さなサイクルです。それは紙の「地消地産」を実現し、同じ質量の紙を再生した場合、従来の紙再生プロセスよりもライフサイクル全体でのCO2排出を抑制します。
環境意識向上
A-8100は、その場で紙を再生産します。この事実は新鮮な驚きとなり、導入先の社員や職員の皆様の環境意識が高まり、さらなる環境活動につながります。紙再生の瞬間に立ち会う機会を持った子どもたちには、科学技術による環境問題解決への気づきや関心の深まりが生まれることが期待できます。
社内活用事例
エプソンは、PaperLabを積極的に活用し、自社で使用した紙の再利用を進めています。業務用紙はこの再生紙の使用を基本とし、社員の名刺にも使用しています。また、社内で使用した古紙から再生したノートを小・中学校に寄贈しています。この取り組みにより、子どもたちに紙の循環利用を啓発するとともに、エプソンの認知度向上にも寄与しています。
紙の再生産作業は、特例子会社であるエプソンミズベ(株)の社員が担当しており、職域の拡大により障がいのある社員が活躍する場が広がっています。
ドライファイバーテクノロジーの応用
乾式オフィス製紙機PaperLabの他、ドライファイバーテクノロジーは古紙を原料とするインク吸収材や吸音材の製造にも活用しています。さらに、ドライファイバーテクノロジーを応用し、コットン衣類の縫製過程で発生する端材を原料としてアップサイクルした新たな包装材を開発しました。この包装材は、エプソンが販売する一部のウオッチ商品の包装材に採用しています。
eco情報
PaperLab A-8100は、紙をその場で再生産する乾式オフィス製紙機です。
- エプソンが独自に開発した水を使わない*3画期的な紙再生技術で、水資源の保全に貢献します。
- オフィスで使用した紙を原料として新たなコピー用紙を生産する「紙から紙」のリサイクルを自らの手で実現し、森林資源を有効利用できます。
- オフィス内でのリサイクルが可能となり、外部へ処理を委託する古紙の量を減らすことができます。
*3 機器内の湿度を保つために少量の水を使用します。
インクジェットプリンターと乾式オフィス製紙機が創り出す「環境配慮型オフィス」
エプソンは、オフィスで環境貢献効果を生み出す「環境配慮型オフィス」を提案しています。
熱を使わない、エプソン独自のインク吐出技術で、電力・廃棄物・印刷コストを削減するインクジェットプリンターと、水を使わない紙再生技術で、水資源の保全・森林資源の有効活用を実現する乾式オフィス製紙機との組み合わせにより効果を発揮するソリューションです。これにより、「紙」の利便性を活かしながら、オフィス内での紙資源の循環と、コストダウンやセキュリティー強化といったお客様価値を提供します。
エプソンでは国内主要9拠点に16台のPaperLabを配置し、グループにおける紙の購入量削減を目指して、自ら紙資源の循環(紙の「地消地産」)を実践しています。また、都市のオフィスモデルとして、エプソンスクエア丸の内に設置している「環境配慮型オフィスセンター」は、どこでも環境配慮型オフィスが実現可能であることを実感いただけるものです。
自社内の運用の様子や紙循環実績を公開することにより、お客様の元で実現する環境貢献を具体的にイメージしていただき、お客様と共にさらなる環境貢献を進めていきます。
インタラクティブコミュニケーションで会議の生産性を向上
インタラクティブ会議の生産性を高め、効果的なプレゼンテーションを実現するとともに、お客様のもとでの環境負荷の低減にも貢献します。
遠隔会議で環境負荷低減
「多拠点インタラクティブ機能」と「2画面表示機能」を搭載。
既存のTV会議システムとの併用で、Face to Faceに近い臨場感ある会議を実現できるため、移動を要する会議をより少なくすることが可能。環境負荷低減に寄与します。
多拠点インタラクティブ
- 最大4拠点とPC画面を共有できます。
- 相互に画面へ書き込み、PCへ保存できます。
2画面表示
- ホワイトボードやPC画面を共有しながら臨場感のある会議が実現します。
- 最大100インチの画面で2画面をクリアに表示できます。
ホワイトボードとして
プロジェクターと一般的なホワイトボード(コピーボード、電子黒板)の機能を1台で実現。省資源なうえ、設置スペースの無駄も省けます。また、PC接続が必要なく、最大20ページまで投影したデータや画像にデジタルペンで直接書き込みが可能。データはそのまま保存でき、またプロジェクターから直接メール送信もできるため、会議の生産性を高めるとともに、紙の資料を最小化できます。
レーザー光源による信頼性と使い勝手の良さ
光源は非常に信頼性が高く、重要な会議中のランプ切れの心配がありません。
省エネルギー・省資源化
商品ライフサイクルでみると、プロジェクターのCO2排出量が最も多くなるのはお客様の使用段階です。
製品性能を向上させながら、使用時の電力や資源の消費を抑えることを目指しています。
eco情報
- 「多拠点インタラクティブ機能」と「2画面表示機能」を搭載。既存のTV会議システムとの併用で、臨場感ある会議を実現。移動を要する会議をより少なくすることで、環境負荷低減に寄与します。
- プロジェクターとホワイトボードの機能をインタラクティブに1台で実現。省資源なうえ、設置スペースの無駄も省けます。
- 投影したデータや画像にデジタルペンで直接書き込みが可能。データはそのまま保存でき、またプロジェクターから直接メール送信もできるため、紙の資料を最少化できます。
- レーザー光源搭載で、ランプの交換が不要です。重要な会議中にランプが切れる心配がありません。
- 省エネにも配慮
- 照度センサーを搭載し、周りの明るさを感知してランプの明るさを自動的に調整します。
- 「エコ」モードの使用により消費電力を約29%削減できます。
インタラクティブプロジェクターの商品情報はこちらをご覧ください。
テキスタイル
デジタル捺染で生産プロセスを革新
鮮やかで繊細な幅広いデザインを忠実に再現するプリントを、高い生産性と低環境負荷で実現します。
効率的な生産プロセス
エプソンのインクジェットデジタル捺染は、デザインの可能性を広げるとともに、従来の大量なエネルギーや水、原料、時間を消費する工程を低減できます。デジタル捺染は、デジタルデータを印刷機で直接布地へプリントアウトする方式です。専用の版を布地に押し付けて印刷するアナログ捺染と比べて、次の特長があります。
- 精細なグラデーションや微妙な色調の再現が可能
- アナログ方式には欠かせない版が不要なため、低コストで多品種少量・短納期の生産に最適
- 染色材料のロスがほとんど無く、版洗浄のための水が不要であるため環境負荷を低減
投入水量の削減
世界の廃水の約20%は、布の染色および加工から発生しているといわれています。*1
デジタル捺染は、アナログ方式(オートスクリーン方式)捺染に比べて、版洗浄工程が不要です。さらに、顔料によるデジタル捺染は、後加工処理が不要なため、投入水量を最大で97%削減*2することができ、工業廃水を減らすのに貢献しています。
*1 World Bank, 2019 How Much Do Our Wardrobes Cost to the Environment?
*2 セイコーエプソンがフルハシ環境総合研究所に委託調査した「デジタル捺染の直接投入水量報告書(2024年1月)」における、オートスクリーン方式による染料プリントと、インクジェット方式のMonna Lisaによる染料/顔料プリントのプロセスを比較。巾1.5mかつ長さ300mの織物を捺染する場合の直接投入水量を比較したもので、使用環境や測定条件などによりこの数値は変動します。
適正な在庫管理
デジタル捺染は、前加工処理から後加工処理までの工程が3日から2週間と短く、小ロット多品種生産に最適です。生産から流通・販売までの材料、仕掛品、製品などの在庫ロスを最小化します。
eco情報
- デジタル捺染は、従来のアナログ捺染と比べて、
- 印刷工程が短く、刷版が不要なため、エネルギーや水の消費を減らすことができ、廃棄インクも少ない印刷プロセスです。
- 小ロット多品種生産に適し、生産から販売までの在庫ロスの最小化を実現します。
- デジタル捺染機のインクは、繊維製品の化学物質に対する国際的な安全規格である「エコパスポート」の認証を取得しています。
インクジェットでワークフローを一新し鮮やかで精細なガーメント*1プリントを実現
Tシャツやポロシャツ、トートバッグなど綿製品へのオリジナルプリントの要望に対応するため、インクジェットプリンターで培った高い技術を応用し、鮮やかで繊細なガーメントプリントを低環境負荷で実現します。
*1 ガーメント(garment)とは「衣服」・「衣料」を意味します。
ガーメントプリントのワークフローを変革
従来のシルクスクリーン印刷は、製版やインキの調合などの印刷準備やメンテナンスを必要とし、また、写真などの階調表現に必要な多色プリントは印刷工程も長く、その分、多くのエネルギーや、水、材料などの資源を消費していました。
SureColor SC-F2250を用いたデジタルプリントは、パソコンのデジタルデータをTシャツなどのガーメント製品に直接プリントするため製版の必要がなく、また、画像や写真のグラデーションやフルカラーの高画質プリントが可能です。ガーメントプリントのワークフローを短縮するとともに、製版に必要な版下フィルム・スクリーン版や版の洗浄や保管が不要なため省資源で環境負荷低減に貢献します。
乳幼児が触れる繊維製品への印刷も安心
エプソンのガーメントプリンターで使用するUltraChrome DGインクと専用前処理剤は、繊維製品の国際的安全規格である「エコパスポート*2」認証を取得し、ZDHC MRSL レベル1*3にも適合しています。乳幼児が触れる繊維製品に印刷しても安全であることの証しであり、安心して使うことができます。さらに、GOTS*4の承認を得ています。
*2 繊維製品の生産時に使用する染料・顔料/助剤/仕上加工剤を対象とした化学物質に対する安心・安全の認証規格です。
*3 繊維製品などの製造工程での意図的な化学物質の使用を禁止する、「製造時規制物質リスト(MRSL)」に基づく分析試験により評価され、ZDHC MRSLガイドラインへの適合を示すものです。ZDHC:Zero Discharge of Hazardous Chemicals
*4 オーガニックテキスタイルで作られた製品のための国際基準。
eco情報
- シルクスクリーン印刷と比べ、ガーメントプリントのワークフローを効率化します。
- インクジェットプリントのため色数分の版下フィルムとスクリーン版を用意する必要がなく、製版レスで省資源です。版がないため洗浄も不要です。
- UltraChrome DGインクおよび専用前処理剤は「エコパスポート」の認証を取得しています。
製造
オンデマンドでカラープリントの価値を提供
必要なとき、必要な分だけ、フルカラーのラベル・チケット・タグを簡単に印刷できます。
従来のプレプリントによる大量在庫の課題を、少量・多品種ラベルのオンデマンド化で解決します。
従来のラベル印刷のプロセスを簡素化
これまでのラベル印刷は、まず枠線やロゴなどを印刷したプレプリントシートを外部の協力会社に手配し、要求に合わせ、その上にサーマルプリンターで重ねて印刷する方法が主流でした。しかし、この方法ではプレプリントシートの在庫を保管する場所が必要となり、また、二度印刷をするため、ラベルができるまでに手間も時間もかかります。
エプソンのオンデマンドカラーラベルプリンターは、オーダーメードのカラーラベルやチケット、タグなどを、社内でいつでも一度の印刷で作成できます。在庫を持つ必要がなくなるため、ラベルの無駄も、在庫切れによる生産の中断もなくなります。さらには、大切な受注を逃すことや、出荷遅れの心配もなくなります。
eco情報
- 従来のラベル印刷のプロセスを簡素化するとともに、在庫管理を効率化し、廃棄物を削減します。
- オンデマンドでカラーラベルを印刷し、ラベル製作を効率化できます。
- プレプリントシートの在庫を保持する必要がありません。
アナログからデジタルへ、ラベル印刷のテクノロジーシフト
商品の顔とも言えるパッケージやラベルの印刷にも多品種・小ロット化の波がおよび、この流れに対応できる効率的な印刷機が求められています。エプソンはインクジェット方式のデジタルラベル印刷機で、お客様のニーズに応える新たなラベル印刷のワークフローを提供します。
効率的で低環境負荷のラベル印刷プロセス
アナログの印刷工程の刷版などのプリプレス工程が不要で、現像液やフィルム、プレート材を消費しないため省資源です。また、安定した出力が可能なので、試し刷りの必要がなく、段取りに伴う印刷本紙とインクの無駄を削減できます。これにより、入稿から印刷までのワークフローを効率化するとともに、低環境負荷の印刷プロセスを実現します。
印刷環境を改善する水性顔料インク 「SurePress AQ ink T4」
水性顔料インク「SurePress AQ ink T4」は、毒性、臭い、可燃性への心配がなく、印刷作業環境を改善します。また、定着性が高いため、印刷本紙のプレコートを必要としません。
eco情報
- 刷版などのプリプレス工程が不要で、現像液やフィルム、プレート材を消費しないため省資源です。
- 色替えが不要で色合わせが容易なため、段取りに伴う印刷本紙とインクの無駄を削減できます。
- メンテナンスのための特殊な洗浄液が不要なので、廃棄物を削減できます。
- 定着性の高いSurePress AQ ink T4(水性顔料インク)を採用することで、印刷本紙のプレコートを必要としません。また、毒性、臭い、可燃性への心配がなく、印刷作業環境を改善します。
遠隔作業支援による環境負荷低減を実現
両眼シースルーでハンズフリーなスマートヘッドセットは、紙のマニュアルや指示書を電子化し、両手で作業を行うことができるため、業務が効率化され、作業品質が向上します。また、メンテナンス作業などの産業用途において、管理者から作業者への指示・支援を遠隔で行うことができます。
遠隔作業支援
ヘッドセットのセンター位置に800万画素の高解像度カメラを搭載。作業者視点の映像と音声をリアルタイムに共有することで、複雑な作業の指示を受けられます。
このスマートヘッドセットなら、安全に作業効率を高め、業務の効率化に貢献するとともに、遠隔地からの熟練者による技術指導を可能とし、人の移動に伴う環境負荷を低減できます。
導入のメリット
- 紙のマニュアルや指示書の印刷が不要(電子化)
- ハンズフリーで作業効率を高められる
- 両眼シースルーで作業中・投写中も周囲を見ることができるため、安全に作業を行える
- 遠隔地にいる作業者と、映像と音声を共有できるため、作業支援を効果的に行える
想定される使用シーン
作業用帽子の装着、帽子をかぶらない作業環境
- インフラ事業 (サーバールーム)
- 製造業(OA機器・家電・車両などの組み立て)
- メンテナンス業 (航空機・半導体製造装置などの大型機器)
- 農業 (熟練者から若手への技術指導)
ヘルメット装着が必要な作業環境
- インフラ事業(電気・ガス・水)
- 製造業(重機・鉄鋼・ロボット工学)
- 建設・公共事業(ビル建設・掘削・橋梁)
eco情報
- ヘッドセットに搭載されるカメラやセンサーを活用して、正確に現場の状況を把握しながら遠隔地より作業指示・支援を行うことができ、人の移動に伴う環境負荷を低減できます。また、移動に伴うロスやダウンタイム削減も期待できます。
- ハンズフリーで作業を安全かつ効率よく行うことにより、業務効率化・作業品質向上を実現します。
「小さいものを小さくつくる」 経済性と環境性能を兼ね備えた小型射出成形機
「小さな部品ほど製造過程で使われる材料やエネルギーの無駄が多い」
そうしたお客様の課題に応えるエプソンの新しい提案が「小さいものを小さくつくる」です。
小型射出成形機AE-M3/M10は、独自開発のディスクドライブシステムの採用により、装置の圧倒的な小型化と、高いエネルギー効率を実現した小型・精密成形に最適な射出成形機です。
ホットランナーシステムを標準搭載し、廃材の最少化、投入資源の利用効率の向上にも貢献します。
小さなエネルギーで精密射出、素早く無駄なく成形
射出成形機は、材料となる樹脂を熱で溶かし(可塑化)、溶けた材料を金型に精密射出します。その後、金型内で冷ましながら固めて、成形品として取り出します。
エプソンの小型射出成形機は、樹脂の可塑化と射出機構に、独自開発の「ディスクドライブシステム」を採用。小さなエネルギーで可塑化された樹脂を精密射出します。短い可塑化経路は、成形品質に影響する材料への熱ダメージ軽減にも効果を発揮します。
標準搭載のホットランナーシステムは、部品成形のプロセスで発生する、ランナーなどの廃材を最少化します。また、型締め後の冷却時間が短くなり、成形時間(サイクルタイム)の短縮につながるため生産性向上にも効果を発揮します。
射出成形のイメージはこちらの動画をご覧ください。
* 上記動画は、YouTube™のサービスを使って提供いたします。YouTube™は、Google Inc.の商標です。
省エネルギー・省スペース、廃プラスチック削減でCO2削減を実現
成形機本体の圧倒的な小型化、省エネルギー機構に加え、部品成形のプロセスで発生するランナーなどの廃材を削減することで、エプソンの小型射出成形機は、他社製成形機(30トン機平均)と比べ大きな環境負荷低減に貢献します。
* 本評価は、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社の算定方法確認のもと、エプソンのプリンター部品を月500,000個生産する際の比較をしたものです。エプソンのAE-M3(3トン成形機)2個取りの成形時間694時間、他社30トン成形機8個取りの平均成形時間382時間の条件で比較しています。CO2排出量には製品・付属品などの製造・輸送・廃棄段階は考慮していません。
エプソンの実績をもとに想定したモデルの推計結果であり、算定結果はお客様の装置や材料の条件によって異なります。
算出条件:部品体積:0.5㎤、樹脂材料:POM、他社30トン機:代表3モデルの平均値、設置面積:成形機設置スペース+付帯設備+作業スペース
「2022年度グッドデザイン賞」を受賞
暮らしや社会を豊かに導くデザインに対して与えられる「2022年度グッドデザイン賞」を受賞し、グッドデザイン金賞、グッドデザイン・ベスト100に小型射出成形機AE-M3、AE-M10が選出されました。
< 審査員の評価コメント >
これからの世の中は、必要なものを必要な量だけつくることが大きなテーマになってきている。しかし少量多品種生産はロスが大きいという構造的なジレンマもあり、小さなものを小さく作ることは実は難しい課題である。私たちはあらゆるプラスチック製品に囲まれて生活しているが、それらの多くは大型の樹脂成形機で作られており、材料のロスも少なくない。本提案はいままで大きな工場でやっていたことを、究極的に小型化し効率化することで、いわばデスクトップで行えるようにした点において革命的であり、未来の工場の在り方を示唆する提案として高く評価された。
eco情報
AE-M3/M10は、「小さいものを小さく作る」をコンセプトに、オンデマンド、マスカスタマイゼーションに対応する小型射出成形機です。
- 独自開発のディスクドライブシステムを採用し、装置の圧倒的な小型化と、高いエネルギー効率を実現。ホットランナーシステムを標準搭載し、廃材の最少化、投入資源の利用効率向上にも貢献します。
- 省エネルギーや廃プラスチックの削減により、他社30トン機平均よりCO2排出量を78%*1削減できます。
*1 他社30トン機平均CO2排出量から78%削減。エプソンの実績に基づくモデルを用い、同量生産した場合の推定結果です。
店舗
周辺機器を制御できるインテリジェントレシートプリンター
TM-T70II-DT2、TM-T88VI-DT2は、プリンターとPC機能を一体化した次世代型のレシートプリンターで、タブレット端末やPOS周辺機器と連携してスマートな店舗運営をサポートします。
システム構成の簡素化を実現
周辺機器用各種インターフェースを搭載。OSや端末の種類に依存せず、ウェブ経由で印刷や周辺機器の制御ができるため、システム構成を簡素化できます。
メンテナンス軽減
ユーザーは常にクラウド上の最新版アプリケーションを使用可能。サービススタッフによるインストールやアップデート作業が不要なため、人の移動による環境負荷を削減します。
フレキシブルに周辺機器を最適化
店舗の繁閑に応じて、POSの台数をフレキシブルに変更できるため、機器の稼働台数を最適化でき消費電力の削減に貢献します。
あらゆるネットワーク端末が利用可能
専用のPCを必要とせず、端末の種類やOSに依存しないため、省電力なスマートフォンなどでも利用可能です。
省資源設計
通常モードのレシート長に対して用紙削減機能を使用することで、最大49%*1の用紙削減ができます。
eco情報
- 店舗の繁閑に応じて、POSの台数をフレキシブルに変更できるため、機器の稼働台数を最適化でき消費電力の削減に貢献します。
- ユーザーは常にクラウド上の最新版アプリケーションを使用可能。サービススタッフによるインストールやアップデート作業が不要なため、人の移動による環境負荷を削減します。
- 専用のPCを必要とせず、端末の種類やOSに依存しないため、省電力なスマートフォンなどでも利用可能です。
- 通常モードのレシート長に対して用紙削減機能を使用することで、最大49%*1の用紙削減ができます。
*1 用紙削減機能と用紙頭出し機能を併用したセイコーエプソン独自の評価パターンによる測定結果です。実際の削減量は印刷パターンにより異なります。
写真
インクジェットミニラボで、フォトプリントのワークフローを一新
エプソンのインクジェットミニラボは、銀塩ミニラボに比べ、メンテナンス性に優れ、お客様のフォトプリントのワークフローを効率化し、維持コストを削減できます。効率的なプロセスにより資源の消費を抑え、環境負荷低減を実現します。
デジタル印刷によるフォトプリンティングの効率化
銀塩ミニラボによるフォトプリントでは、始業時のケミカル調整やキャリブレーション、終業時の廃液処理や洗浄などのメンテナンスが必要*1でしたが、インクジェットミニラボSureLab SL-D3000シリーズ/D1000シリーズは、始業・終業時の特別なメンテナンスを必要としません。薬剤を使わないため廃液処理が不要、また部品の洗浄も不要で薬品臭もないためお客様の作業環境が大幅に改善されます。
*1 エプソン調べ
eco情報
- 薬剤を使わず、廃液処理が不要です。
- 部品の洗浄工程がないため水道設備が不要です。