オフィス・ホームプリンティング事業
インクジェット技術・紙再生技術とオープンなソリューションにより、環境負荷低減・生産性向上を実現し、分散化に対応した印刷の進化を主導します。
戦略
小規模オフィス・家庭向けインクジェットプリンター
エプソンは、低コストで大量印刷に適した大容量インクタンクモデルの市場を切り開き、市場拡大とともに成長を続けてきました。
今後も、大容量インクタンクモデルの価値を訴求し、安定した事業運営を継続していきます。
オフィス向けインクジェットプリンター
現在、オフィスで使用されている複合機・プリンターは、レーザー方式が大半を占めています。
エプソンは、環境性能・利便性に優れたインクジェット方式の複合機・プリンターを普及させることで、オフィス向けプリンターでの市場シェアを拡大し、事業の成長につなげていきます。
主なソリューション
インクジェットでオフィスのCO₂排出量を半減*1へ
エプソンのインクジェットプリンターは、レーザー方式と比べてシンプルな印刷プロセスで、インクの吐出に熱を使わないため低消費電力を実現可能です。また、交換部品も少なく、環境負荷低減に貢献します。
オフィスのレーザープリンターをインクジェットプリンターに置き換えていくことで、オフィスの環境負荷低減とエプソンのビジネス成長を両立させます。
オフィス内での資源循環「PaperLab」
使用済みの紙を繊維に戻し、結合させ、成形して再び紙にする。エプソンが開発した「ドライファイバーテクノロジー」は、オフィス内に新たな資源サイクルを生み出します。
PaperLab A-8100を利用して紙を再生することで、市販の用紙のライフサイクルで排出されるCO₂と比較して排出量を削減できます。*2さらにA-8100を利用することで排出されるCO₂をエプソンがカーボン・オフセットすることにより「実質ゼロ*3」にします。
- *1 エプソンのスマートチャージ対応A3複合機各機種のTEC値とENERGY STAR®画像機器基準Version3.0にて定められたTEC基準値で比較した場合の削減比率。
- *2 CO₂排出量は早稲田大学 創造理工学部 環境資源工学科 伊坪研究室監修により当社算出。
- *3 普通紙 約2000枚/日 240日/年 10年間使用した場合にライフサイクルで算出したドライファイバーペーパー1tあたり約1755kgのCO₂をカーボンクレジットを利用してオフセットします。
市場シェア
オフィス・ホームプリンティングの市場シェア(数量)は20%で世界No.3です。
インクジェットプリンターにフォーカスすると、シェアは32%で世界No.2です。
*1 出典 IDC Worldwide Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker 2024Q2 Share by Brand, Laser Printer はMono Laser 90ppm以下、Color Laser 69ppm以下
*2 出典 IDC Worldwide Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker 2024Q2 Share by Brand