本部長メッセージ
パーパスに基づく主体的(Proactive)な知的財産活動
エプソンがパーパスに基づく戦略として位置付けた長期ビジョン「Epson 25 Renewed」。この「Epson 25 Renewed」において示したありたい姿、それは「持続可能でこころ豊かな社会の実現」です。またエプソンは会社の目的として「社会に貢献すること」を明確に掲げています。エプソンの考える社会貢献とは、エプソンが保有する独自のコア技術や製品・サービスを用いてイノベーションを生み出し、社会・環境・経済に対して「価値」を創造し、提供することにより、ありたい姿の実現を目指すことなのです。
これを受け、私たち知的財産本部はミッションとして以下を掲げています。

このミッション達成のために、私たちエプソンの知的財産本部は、「主体的(Proactive)な知的財産活動」(以下、知財活動)を重視しています。
すなわち、エプソンの知財活動は、第三者からの権利行使に対抗して、保有する知的財産権を受動的(Reactive)に使用するのではなく、将来事業を先読みした知的財産権を取得し、保有する知的財産権を積極的に活用することによって、将来発生するであろう潜在的な知財課題に主体的に対応することをポリシーとしています。

さらに、左に示した知的活動の価値階層レベル5達成を目指し、以下の3点にも注力しています。
(1)知財情報にさまざまな情報を関連付けしたIPランドスケープにより分析されたデータから、将来景色を想像し、イノベーション創出に関わる提案を積極的に行う
(2)スタートアップ企業、異業種企業ならびに大学を含む他者との共創活動を円滑に進めるために、契約面から第三者との協業を強力にサポートする
(3)ブランド・アイデンティティに紐づく技術、デザイン、名称を知財ミックス(特許権・意匠権・商標権・著作権)により徹底的に保護し、ブランド価値向上に貢献する
私たち知的財産本部は、これらのミッションに基づく戦略の実行により、「Epson 25 Renewed」の達成、さらには「持続可能でこころ豊かな社会の実現」に貢献します。