SD-10

測色器

2022

色をデジタル化する測色器のデザイン

色合わせ作業や、クライアントへの確認の繰り返しに時間がかかるなど、実際の商業印刷の現場で発生している色合わせの困りごとを解決するため、「正確な色合わせができるポケットサイズの測色器を持ち運ぶ」という理想的なカスタマージャーニーを視覚化し、開発関係者と目標を合わせました。操作しやすい形状や仕上げ、サイズを追求し、クラウドサービスやスマホとの連携などユーザーエクスペリエンスを高め、印刷業界のプロセス円滑化を実現しました。

手軽に持ち出せるポケットサイズ

小型軽量で可搬性に優れたポケットサイズと、マウス操作のように直感的に素早く測色できる高い操作性を実現するため、分光デバイス、バッテリー、基盤、内部フレーム、インターフェイス等、内部構造のレイアウトを最適化しています。

光学機器らしさの追求

光学機器としての確実な使いやすさと精密さを感じていただけるように、左右の手に快適にフィットしホールドできる側面グリップ形状や革シボを採用しています。

エプソンロゴも弊社の時計製造技術を応用し、墨入れ処理にして高い質感を実現しています。

広がる使い方

測色器単体での利用だけでなく、スマホやクラウドと連携することで、より快適な使い心地を提供できるユーザーエクスペリエンスを目指し開発しました。

商業印刷の現場だけでなく、色に関わるデザイナーやアーティストの方も、気軽に持ち歩いて気になった色を記録し、創作活動にスムースに反映できるような利用シーンもご提案しています。