2015年3月期(2014年度)第3四半期決算説明会 質疑応答要約
全社
情報関連機器
- Q1
今回、配当予想を修正したが、考え方を教えて欲しい。
- A
従来は安定配当を基本としていたが、これまで取り組んできた戦略の進展に伴い、資金創出力や財務体質の強化が着実に進んでいることなども踏まえ、総合的に検討した結果、従来から目標としてきた連結配当性向30%に基づき、年間配当予想を前回予想の1株当たり70円から115円に修正することとした。
- Q2
連結配当性向30%の元となる、利益の考え方を教えて欲しい。
- A
エプソンの利益管理の基軸である事業利益(売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出した利益であり、日本基準の営業利益とほぼ同じ概念)から、税金等の費用として法定実効税率相当額を控除した金額を、当期利益から特殊要因を除いた利益とみなし、当期利益から特殊要因を除いた利益をベースに配当を行っていくこととしたい。
- Q3
今後の広告宣伝費や販売促進費用の使い方を教えて欲しい。
- A
第4四半期は、将来の消耗品売上を考慮した先進国でのインクジェットプリンター本体の拡販を強化することに加え、西欧における大容量インクタンクモデルや、日本におけるスマートチャージモデルの浸透に努めるなど、短期的な収益性と今後の成長のバランスをとった費用執行を行っていく。
また、エプソンはプリンターのイメージが浸透している反面、他の商品に注目が集まりにくい状況であるため、今後は、エプソンブランドの認知・理解向上のための活動にも力を入れていきたい。 - Q4
第3四半期のインクジェットプリンターの販売状況について教えて欲しい。
- A
市場は、北米は前年並み、西欧は若干の増加で推移し、日本は景気回復の遅れから前年度を下回って推移した。
エプソンの本体販売は、日本では価格競争が激化したこと、欧米でも一部モデルや地域で競合の価格プロモーションにより、販売数量への影響が見られたものの、エマージング地域向けの大容量インクタンクモデルが順調に拡大し、全体ではおおむね前年並みの販売数量となった。
消耗品の売上収益は、前回予想に沿って順調に推移し、為替の効果もあり前年度を上回った。 - Q5
大容量インクタンクモデルの販売状況を教えて欲しい。
- A
大容量インクタンクモデルは、前回予想に沿って順調に推移している。西欧での展開も手ごたえを感じている。さらに認知度を上げるため、プロモーション活動を強化したい。