2005年3月期(2004年度)通期決算説明会 質疑応答要約
全社
- Q1
- Q2
- Q3
- Q4
- Q5
- Q6
- Q7
- Q8
情報関連
- Q9
- Q10
- Q11
- Q12
- Q13
- Q14
- Q15
電子デバイス
- Q16
2005年度下期の電子デバイスの伸びはアモルファスTFTの伸びにかかっていると思うが、具体的な受注は見込まれているのか。また下期は利益が出るのか。
- Q17
- Q18
- Q19
- Q20
- Q21
- Q22
- Q23
- Q24
- Q25
- Q26
- Q27
- Q28
- Q1
中期計画の数値は、コミットメントか、努力目標的な数値か。
- A
2005年度下期の経常利益率は8%を見込んでおり、この下期の状態が2006年度も継続すれば、それほどハードルの高い数値ではない。もちろん、達成に向け様々な対策を打つ。
- Q2
今期の業績予想の確度は、どの程度あるのか?
- A
業績予想はかなり難しいが、我々としては誠心誠意を持って計画を策定している。2005年度の予想は、情報関連機器では下期に高い利益を予測しており、その理由は先ほど回答したとおり。電子デバイスは、2004年度第4四半期で底をうち、2005年度上期から稼動率が大幅に改善され、下期は確実に黒字になると見込んでいる。
- Q3
今期の増収増益の確度については、自信あると理解してよいか。
- A
はい。
- Q4
2005年度第1四半期は赤字でのスタートなのか。
- A
第1四半期予想は開示してないが、情報関連機器は順調であり、電子デバイスでの不調を補えるとみている。
- Q5
2006年度の営業利益について、情報関連機器と電子デバイスの比率は?
- A
具体的な数値は未定。売上高比率は2対1程度が平均的だが、利益は電子デバイスが好調なときはその比率より上がるだろう。
- Q6
花岡新社長は、草間前社長と方針的な違いはあるのか。
- A
私は、中長期基本構想(SE07)と中期経営計画(Action07)の策定責任者として社内を取りまとめ、その後もこれをベースに進めてきた。今後も基本的な方針に変更点はない。
- Q7
2004年度のコストダウン効果523億円の具体的中身は?今期の見込みは?
- A
詳細の開示は遠慮させていただきたい。幅広い分野で施策を展開しており、相互に関連している。
- Q8
2004年度第4四半期の棚卸資産の水準は高いのではないか。
- A
在庫水準は高くない。昨年からの三洋エプソンの上乗せはあるが、在庫回転率は悪くない。
- Q9
情報関連機器の下期営業利益予想はかなり高く設定しているが、前提を教えて欲しい。
- A
下期は商戦期であり、特にインクジェットプリンタ本体はクリスマス商戦向けの新商品に期待している。また、消耗品も、マルチファンクションプリンタやフォト・ダイレクトプリンタなど消耗品使用頻度の高い商品のインストールベースが積み上がっているので、かなりの伸びが期待できる。
- Q10
下期の成長は、金額ベースで2桁の伸びが期待できるか
- A
期待できる。
- Q11
2004年度第4四半期および通期での、インクジェットプリンタ本体/消耗品の数量/金額成長率は?
- A
第4四半期は、本体は数量/金額ともほぼ前年並み、消耗品は数量15%、金額は1桁半ばの伸び。通期では、本体は数量4%、金額は1桁後半の伸び、消耗品は数量16%、金額は1桁半ばの伸び。
- Q12
今期の想定は?
- A
本体は、数量12%、金額は1桁半ばの伸び、消耗品は数量20%、金額は2桁の伸びを期待している。
- Q13
カートリッジの数量と金額の伸びの乖離は個別カートリッジの比率と単価の変動が影響していると思うが、どう分析しているか。
- A
個別カートリッジの比率は公表していないが、対応モデルは増やしている。またアジアなどでは戦略的な価格対応も行っており、これも平均単価の低下に影響している。
- Q14
2005年度のカートリッジの成長率はかなり高いがその背景は?
- A
消耗品使用頻度の高いマルチファンクションやフォト・ダイレクトの増加による。
- Q15
カラーレーザープリンタのマルチファンクション化でコピー市場に参入するというが、どのような計画か?
- A
まだ製品は発表していないが、開発設計はおこなっている。但し、コピー市場というよりもSOHOオフイスでのコピー/プリンタ兼用の市場ニーズがあるとみており、そこへ入りこみたい。
- Q16
2005年度下期の電子デバイスの伸びはアモルファスTFTの伸びにかかっていると思うが、具体的な受注は見込まれているのか。また下期は利益が出るのか。
- A
受注はほぼ確定しているものを見込んでの計画。利益は、上期は厳しいが、下期で盛り返す。
- Q17
アモルファスTFTの下期営業利益率は1桁半ばから後半のイメージか。
- A
ほぼその計画。
- Q18
アモルファスTFTの構造改革による特別損失46億円の中身は?
- A
棚卸資産および設備の減損・廃却。
- Q19
三洋エプソンの業績は。
- A
2004年第4四半期が底。アモルファスTFT大型パネルの構造改革は2004年度で終わった。2005年度以降は中小パネルに転換し、それに専念していく。
- Q20
アモルファスTFTの中小パネルへの転換比率は3月末で30%ということであったが、今期の進捗は?
- A
需要動向に応じ段階的に進める。TFDとのバランスも考慮しながら決める。
- Q21
プロジェクターの在庫調整影響について、TIのDLPはまだ調整が続くとみている模様だが、エプソンのHTPSの状況は。
- A
序々に明るい兆しが出ており、6-7月ころから本格的な回復になろう。
- Q22
千歳工場の量産立ち上げのためのコスト負担は?
- A
当期は償却を早く進めるための負担増はあるが、業績予想に織り込み済み。
- Q23
電子デバイスでのリストラはあるのか。
- A
リストラは考えていない。10月1日より水晶デバイスの新会社(エプソントヨコム)が事業を開始し、三洋エプソンもいよいよ離陸の段階。半導体も新しいジャンルの商品を仕込んでおり、要素技術の応用も考えている。今後も、プラス思考でやっていくつもりだ。
- Q24
半導体事業をどうするのか。縮小均衡をねらうのか。
- A
半導体事業の当面の課題は、LCDドライバでチップシュリンクをどれだけ達成できるかであり、中期的には非携帯電話分野へ用途拡大を図ることである。高感度GPSチップなどの新技術を新商品に取り込む等して応用の幅を広げていくつもりであり、決して縮小均衡ではない。
- Q25
MD-TFDの今期の数量と単価の前期比伸長率は?
- A
数量は10数%伸びる見込みだが、単価は顧客から厳しい要望がきている。具体的な水準はご容赦いただくが、業界並みのプライスダウンと捉えていただきたい。
- Q26
今年の携帯電話市場は、6億9千万台ということか。
- A
部材需要ベースの数字。
- Q27
携帯電話のハイエンド向けにLTPSを投入するというが、すでに具体的な取引はあるのか?
- A
具体的に顧客をつかんでおり計画に織り込んでいる。
- Q28
2004年度および2005年度の電子デバイスの営業利益のブレイクダウンを教えてもらいたい。
- A
開示はご容赦いただきたい。