プロジェクター技術一覧
エプソンのプロジェクター技術をご紹介します
独自の「マイクロディスプレイ技術」と「プロジェクション技術」を極め、ビジネスと生活のあらゆる場面で感動の映像体験と快適なビジュアルコミュニケーション環境を創造し続けます。
プロジェクター技術で目指す未来
昨今、人々が映像を目にする機会や時間は急速に増加しています。遠隔地同士を映像でつなぐコミュニケーションも日常的に行われるようになりました。映像・イメージなど視覚情報を、大画面でより効果的に活用したコミュニケーションはますます重要になるでしょう。
エプソンは拡大を続けるビジュアルコミュニケーションのニーズにお応えするため、プロジェクターのリーディングカンパニーとして、さまざまなカテゴリーで⾰新的な商品を投⼊してきました。その取り組みを支える、代表的なプロジェクター技術をピックアップして紹介します。
光学系技術
※投写画面のイメージです。
エプソンのプロジェクターは3LCD方式を採用し、色分離光学技術で光を三原色(赤、緑、青)に分離させ、各色専用のLCDで映像を作成し、特殊なプリズムで合成して投写します。 LCDには、エプソンの独自技術により製造している高温ポリシリコンTFT液晶パネルを使い、さらにさまざまな技術を組み合わせることで、光の透過率や利用効率を最大限に高めました。 このように技術を結集させ、色鮮やかで高精彩、豊かな階調表現を可能にし、自然に忠実な映像を作り出しています。
加えて、レーザー光源技術を活用し、使いやすさ(瞬時点灯)、設置しやすさ(360度設置)を向上し、環境負荷低減(省エネ、⻑寿命)にも貢献しています。
また、超短焦点投写技術により、プロジェクターを投写面近くへ設置でき、投写映像に影が映りにくくなり、限られたスペースでの投写を可能にしました。 超短焦点プロジェクターに欠かせない投写レンズには、屈曲型と凹面ミラー型を採用し、それぞれの特長を活用することで、プロジェクター本体のコンパクト化や、薄型化、軽量化を実現しています。
設計技術
高い映像品質と、より小型で静かなプロジェクターを提供するため、空冷/液冷システムを活用した冷却設計技術により熱対策を行っています。また、防塵設計技術により製品内部への埃の入り込みを防ぎ、メンテナンスや清掃の頻度を減らし、そのためのコストや手間を軽減することにも貢献しています。これらも、エプソンの独自技術により成り立っています。
カメラ応用技術
プロジェクターに、独自開発の画像調整アルゴリズムを有した調整用カメラを内蔵することで、投写映像の色や明るさなど、さまざまな自動補正を可能にしました。 これにより、マルチプロジェクションを行う際に必要となる、多種多様な調整作業の簡易化に貢献しています。
プロジェクター技術で生活をより豊かに
レーザー光源の特長を活かし、新領域へ拡大する
レーザー光源プロジェクターは、明るく鮮やかな映像表現、長寿命の光源、どのような向きでも設置できる自由度、といった特長を備えています。レーザー光源エンジンのプラットフォームをさらに進化させ、特長を活かした商品のラインアップを効率的に拡充することで、高光束領域での事業成長を加速させます。
また、ご家庭で気軽に大画面をお楽しみいただくため、インテリアに馴染む美しいデザインのコンパクトモデルや超短焦点モデルのラインアップを拡充し、プロジェクションによる、豊かな生活の実現に貢献していきます。
さらに、プロジェクターならではの映像表現を訴求すべく、ライティングモデルの提供により店舗などの空間演出需要を創出します。
プロジェクター技術で果たす社会的責任
教室の後方にいる生徒からも、内容がはっきりと見える。エプソンは「教育の現場」を、大画面で映し出すプロジェクターの価値を発揮できる領域の一つと捉え、商品・サービスの提供に注力してきました。また、埃や砂じんが多い地域に向けて、2006年、世界初※となる防じんプロジェクターを開発しました。そして、ICTによる学びの充実、教育の質の向上を目指して、電子黒板機能を搭載したプロジェクターや、よりお求めやすい価格のプロジェクターを提供し続け、教育現場でも高い評価を得ています。これからも当社の培ってきた技術を応用し、ICTによる学びの向上や海外での学習環境改善に貢献し、社会的責任を果たしていきます。
- 2006年当時
技術者インタビュー
エプソンの技術開発に力を尽くす
エプソンのオープンイノベーションの取り組み
エプソンのオープンイノベーションの取り組み