PrecisionCore ラインヘッド
インジェットプリントの領域を広げる
PrecisionCore ラインヘッド
エプソンは、独自のコア技術「マイクロピエゾ技術」をベースとした独創のコアデバイスPrecisionCore プリントヘッドの発展形として、従来のインクジェットプリントを遥かに上回る高速印刷が可能なPrecisionCore ラインヘッドを開発しました。
PrecisionCore ラインヘッドを搭載したビジネスインクジェットプリンターでは、100枚/分※1の高速印刷と、600dpi×1200dpiの高解像度を実現しています。PrecisionCore ラインヘッドは、オフィス領域や商業・産業領域における高速・高画質な印刷への高い要求に応えています。
ライン方式によって実現する高速印刷
多くのインクジェットプリンターが採用しているシリアルヘッド方式は、ヘッドを用紙などのメディア上で左右に高速で往復移動させ、少しずつ紙を送って用紙全体を印刷しています。これに対し、ラインヘッド方式では、用紙幅と同等の長さのヘッドにより、ヘッドは固定したまま紙送り機構のみで全体を印刷できるため、高速印刷が可能です。
独創のPrecisionCore ラインヘッド
PrecisionCore ラインヘッドは、薄膜ピエゾを形成する材料分野での革新と、高精度なMEMS製造技術とを融合させたもので、小型、高解像度でありながら、高い応答性と高精度のインクドットコントロール性能を有しており、高速かつ高画質な印刷を実現しています。
1チップあたりの多ノズル化、高密度化を図り、600dpi×1200dpiの高解像度を実現したプリントチップを幅約43mmのヘッドに36枚斜めに配列させることにより、有効ノズル数約33,500を配する独創の小型ラインヘッドを実現しました。
PrecisionCore ラインヘッド
PrecisionCore ラインヘッドで
広がるインクジェットプリント
PrecisionCore ラインヘッドは、オフィス領域において高画質でありながらレーザープリンターをしのぐ印刷スピードと圧倒的な低消費電力を実現しています。さらに、同一のプリントチップを用いながらも柔軟で多様なプリントヘッドの構成が可能なことから、ポスターやラベルなどを印刷する商業・産業領域に至るまで、さまざまなアプリケーションに展開しています。PrecisionCore ラインヘッドはインクジェットプリントが活用できる領域を大きく広げるポテンシャルを持っています。
- LX-10000FシリーズA4横片面の場合