2013年3月期(2012年度)第1四半期決算説明会 質疑応答要約
全社
情報関連機器
デバイス精密機器
- Q1
年間の業績予想を修正したが、株主還元についての考え方を教えて欲しい。
- A
中間・期末配当の予想については、現時点では前回予想を据え置きとした。
株主の皆様への還元については、安定配当を基本としており、また、第1四半期は不本意な結果に終わったものの、通期の営業利益は前年度に対して増益の予想。
先ずは今回発表した業績予想を達成することで、しっかりと株主還元を行っていきたい。 - Q2
インクジェットプリンターの市場動向とエプソンの販売状況を教えて欲しい。
- A
第1四半期の市場は、国内は前年並み、欧米はマイナス成長であった。
第1四半期のエプソンの販売数量は、計画には届かなかったものの前年同期比で増加した。日本向けは、競合他社の影響を受けたものの、他の地域では増加した。とりわけ、欧米では市場がマイナス成長の中で大きく販売を伸ばした。
また、オフィス向けインクジェットプリンターや大容量インクタンクモデルなど、戦略の核となる製品は堅調に販売を伸ばしている。
第2四半期以降についても、足元の状況から市場環境は厳しさが続くと見込まれるものの、エプソンでは競争力のある新製品の投入を予定しており、今回見直した業績予想達成に向け、市場動向を注視しながら、新製品の販売・在庫をきめ細かくコントロールしていきたい。 - Q3
情報関連機器セグメントの利益水準は、第2四半期以降改善する予想であるが、その背景を説明して欲しい。
- A
プリンター事業では、ホーム・オフィス向けや大判インクジェットプリンターの新製品投入による製品ミックスの改善などにともなう売上高拡大、および消耗品の売上高の伸張も見込んでいる。 また、コストダウンも実現する小型化製品の比率も向上する見込みのため、費用面での改善も見込んでいる。
更に、生産数も適正な水準に調整することで、費用発生も適正な水準をコントロールしていく予定である。
ビジュアルプロダクツ事業では、短焦点プロジェクターをはじめとした、競争力のある製品の販売や、個別案件の確実な獲得により、売上高の伸張を見込んでいる。 - Q4
デバイス事業の市場環境は厳しいようであるが、一方で、エプソンの業績は見直しをしていない背景を教えて欲しい。
- A
エプソンのデバイス事業は、売上高について、期初時点で厳しい環境を予想していた。足元の環境はそれ程強いわけではないが、計画していたコスト削減も進捗しているため予想は据え置いた。