小学生が腕時計づくりに挑戦!ものづくりの楽しさを
2025年8月26日
2025年8月8日、東北エプソンに酒田市内の小学4~6年生16名が来社し、腕時計の組立体験講座 に参加、工場見学も行いました。
本講座は、設立40周年を迎えた東北エプソンと酒田市教育委員会が連携し、地域貢献の一環として開催されたものです。
体験講座では、社員の指導のもと、子どもたちがピンセットやルーペを使って時針・分針・秒針を慎重に取り付ける精密作業に挑戦。
指サックを装着し、集中して作業に取り組む姿が印象的で、完成した時計が動き出すと、「難しかったけど、ちゃんと動いて嬉しかった」
「時計をつくることができて良かった」といった声が聞かれ、ものづくりへの関心を深める貴重な体験となりました。
体験の前後には、酒田市出身で世界初のクオーツ式腕時計「セイコー クオーツアストロン 35SQ」 の商品化に成功した故・中村恒也氏(セイコーエプソン元社長)の功績や、当社の歴史について学ぶ時間も設けられました。
また、産業用プリンターヘッドの製造ラインや印刷技術の見学も行われ、ガーメントプリンターによるTシャツやトートバッグへの印刷デモンストレーションでは、「服に絵を描くロボットがすごかった」といった感想も寄せられました。
さらに、使用済みの紙から新しい紙をつくる「PaperLab(ペーパーラボ)」の見学も実施。水を使わず *に紙を再生する技術に子どもたちは驚き、
環境に配慮したものづくりへの理解を深める機会となりました。
世代や学校の垣根を越えた交流を通じて、地域の技術と誇りに触れる一日となった今回の講座。今後も酒田市と連携しながら、ものづくりの伝承や地域貢献を目的とした体験の場を継続的に提供してまいります。
*:機器内の湿度を保つために少量の水を使用します。