2025年12月17日
セイコーエプソン株式会社
第26回グリーン購入大賞「優秀賞」を受賞
- 乾式オフィス製紙機によるコピー用紙の水平リサイクル、および環境負荷低減が評価 -
セイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)は、グリーン購入ネットワーク(事務局:東京都千代田区 会長:梅田靖)が主催する、「持続可能な調達」を通じてグリーン市場の拡大に貢献した取り組みやSDGsの目標達成に寄与する取り組みを表彰する「第26回グリーン購入大賞」において、大企業部門で「優秀賞」を受賞しましたのでお知らせします。
表彰式は、12月17日(水)にコングレスクエア日本橋(東京都中央区)にて開催されました。
◇優秀賞
セイコーエプソン株式会社(大企業部門)
『オフィス内紙循環で持続可能な社会への貢献を行う乾式オフィス製紙機PaperLabの製造、販売』
エプソンは、2016年にオフィスで出る使用済みコピー用紙からその場で新たなコピー用紙を再生する世界初の乾式オフィス製紙機「PaperLab」*1を発売しました。独自開発した「ドライファイバーテクノロジー(以下 DFT)」を使用したPaperLabは、製紙工程でほとんど水を使用することなく*2、使用済みの紙から新たな紙「Dry Fiber Paper(ドライファイバーペーパー)」を再生することができます。
また、利用者はPaperLabのモニター画面で、製紙実績やCO2排出削減量、水消費削減量等をリアルタイムで確認が可能です。それにより、森林資源節約、水消費量削減、CO2排出量削減、およびその環境効果による生物多様性の保全に貢献します。
現在多くの企業や地方自治体で導入が広がっており、Dry Fiber Paperの利用だけにとどまらず、PaperLabを用いた地域の学校やコミュニティーへの環境啓発や、多様な人材への活躍の場の提供を通じて、持続可能な社会の実現に役立っています。
エプソンは今後も、お客さまの環境配慮に向けた活動を後押ししていきます。
*1 乾式オフィス製紙機として世界初(2016年11月時点 当社調べ)
*2 機器内の調湿のために少量の水を消費します。なお、『Q-5000』では、繊維結合の際にも少量の水を使用します。
【評価ポイント】
独自開発したDFTにより、オフィス内で発生したコピー用紙の水平リサイクルを実現させたこと、従来の再生紙製造と比較し、CO2排出量、水・木材資源使用量等、環境負荷低減につなげたことは評価できる。また、環境情報の見える化を推進し、利用者自身の動機付けや環境教育にもつなげた点は、他の模範となる取り組みといえる。
【グリーン購入大賞について】
グリーン購入大賞は、環境や社会に配慮した製品やサービスを環境負荷低減と社会的責任の遂行に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度として、1998年に創設されました。
第26回グリーン購入大賞では、持続可能な調達(消費と生産)を通じたSDGsの目標達成、とりわけ、脱炭素社会やサーキュラーエコノミーの実現に寄与する取り組みを募集し、審査が行われました。また、特別部門では、第25回に引き続き、持続可能な農林水産業の実現に向けた取り組みを対象とした「農林水産特別部門」が設けられました。
第26回グリーン購入大賞 審査結果:
https://www.gpn.jp/info/gpn/5e854b85-b052-4ba6-b397-3b189a30d9c1
【関連リンク】
- 「PaperLab」について
https://www.epson.jp/products/paperlab/ - 「ドライファイバーテクノロジー(DFT)」について
corporate.epson/ja/technology/overview/environment/dry-fiber-technology.html
以上
記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。


