2023年10月30日
喜多方市
セイコーエプソン株式会社
福島県喜多方市とエプソンが連携協定を締結
- 有形民俗文化財「会津型*」を中心に伝統、文化芸術を活用した地域活性化を目指す -
福島県喜多方市(市長:遠藤 忠一)とセイコーエプソン株式会社(代表取締役社長:小川 恭範、本社:長野県諏訪市、以下 エプソン)は、相互に連携・協力し、喜多方市が目指す歴史的な伝統、文化芸術を活用した地域の活性化などに取り組むため、2023年10月30日に包括連携協定を締結しました。
喜多方市は、伝統、文化芸術に親しむ風土のもと、地域資源を生かした多様な活動を行ってきました。さらに魅力ある喜多方市をつくるため、2023年4月に「喜多方市文化芸術推進基本計画」(計画期間:2023年度~2027年度)を策定し、市内の豊富な歴史文化資源を活用した創造的な文化芸術活動を官民連携で推進しています。
一方、エプソンは、長期ビジョン「Epson 25 Renewed」に基づき、強固なデジタルプラットフォームの構築と、人・モノ・情報をつなげ、お客様のニーズに寄り添い続けるソリューションの共創により、カスタマーサクセスへの貢献を目指しています。2020年7月に福島県会津若松市に「DXイノベーションラボ会津」を開設し、教育や伝統・芸術分野における地域に密着した活動を通じて、持続可能な地方の暮らし実現に向けた取り組みを進めています。
【協定の目的】
今回の連携協定では、エプソンのプリンターやプロジェクターなどを使用し、有形民俗文化財「会津型」を中心とした歴史的文化に触れる機会を創出することで、伝統、文化芸術を活用した地域活性化に寄与することを目的としています。
【具体的な取り組み】
(1)伝統、文化芸術を活用した地域活性に関すること
- 会津型を中心とした歴史的文化資産の活用推進
- 文化芸術活動の活性化・サポート・発信
(2)教育活動・教育環境の充実に関すること
- デジタルとリアルを組み合わせた学び・体験
- 教育現場の働きかた改革へ寄与すること
(3)観光・地方創生に関すること
- 観光から関係人口の増加につなげる取り組み
(4)その他両者が必要と認める事項に関すること
*会津型(喜多方の染型紙)とは
会津型は江戸後期から昭和初期にかけて、喜多方の小野寺家を通じて販売・製造された染型紙です。
小野寺家の蔵に残されていた36,000点を超える型紙と彫刻刀などの道具類、帳簿や見本帳などは市に寄贈され、2003年3月25日に「会津の染型紙と関係資料」として福島県の重要有形民俗文化財に指定されました。
以上
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