2022年11月24日

セイコーエプソン株式会社

オフィス製紙機「PaperLab」、新コンセプトモデルを世界初公開

- 環境貢献の輪を広げる、新たな紙の循環サイクルを提案 -

セイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)は、このほど、オフィス製紙機「PaperLab」の新コンセプトモデルを、12月7日から9日まで東京ビッグサイトで開催される環境展示会「エコプロ2022」のエプソンブース(小間番号:6-051)で、世界初公開します。

「PaperLab」による環境貢献の新コンセプトを、『PaperLabがお客さま同士をつなぎ、環境貢献の輪が広がる世界』を実現していくことと定め、紙の循環を通じた環境貢献の価値を、「PaperLab」を取り巻く多くの皆さまに実感していただくことを目指します。

このコンセプトを実現し「PaperLab」の世界観をより広げるため、以下のような特長を持つ「新コンセプトモデル」を開発しています。

特長1:PaperLab専用シュレッダーの導入により、古紙回収を容易に

PaperLab専用シュレッダーは、古紙をその場で裁断し、機密情報の管理が不要な状態まで細かく、かつ新たな紙として再生するために適した形状にする機器です。

この機器を各所に設置することで、「新コンセプトモデル」の本体が近くに無くとも、さまざまな場所から安心して古紙を回収することができます。

各所に設置されたPaperLab専用シュレッダーで裁断した古紙は、「新コンセプトモデル」の本体がある場所へ集約され、新たな紙に生まれ変わります。このプロセスにより、複数の企業間や自治体を中心とした地域社会の皆さまをつなぐ、新たな紙循環サイクルの実現を目指します。

実現を目指す新たな紙の循環サイクル

特長2:本体サイズを小型化、導入コストを小さく

設置場所の制約解消や導入コスト減により、お客様のご負担を軽減し、導入のハードルを下げることを目指します。

特長3:「天然由来材料への置き換え」と「紙の繰り返し循環」で環境負荷の更なる低減

新たな紙の再生工程において、繊維化した古紙を結合する際に使用する「結合材」を天然由来の材料に置き換えます。また、「新コンセプトモデル」で再生した紙を繰り返し循環できるようにすることで、更なる環境負荷の低減に貢献します。

エプソンにとって「PaperLab」は、環境貢献や社会貢献の取り組みの象徴的な存在です。「PaperLab」を通じて紙の価値を再認識いただくとともに、紙の循環を通じた環境貢献の価値をお客様自ら実感していただくこと、そして、その環境貢献の輪を広げていくことで持続可能な社会を築いていきたいと考えています。そのために、「PaperLab」をこれまで以上に環境に配慮したソリューションにしていくとともに、「PaperLab」が創り出す環境貢献価値を世の中に広げ続けていくことを目指します。

■オフィス製紙機「PaperLab A-8000」とは

多様な素材を水を使わずに*1繊維化し、用途に合わせ結合、成形を行う、独自技術「ドライファイバーテクノロジー」を搭載した、使用済みの紙から新たな紙を生みだすことができる機器です。

2016年に商品化した現行モデル「PaperLab A-8000」では、大がかりな給排水設備を準備する必要がなく、オフィス内のスペースに設置ができ、使い終わったその場で新しい紙をつくることができます。そのため、紙の購入や使用済みの紙を処理するための輸送が減り、CO2排出量の削減や機密情報の処理にも貢献しています。

現行モデル「PaperLab A-8000」

【参考】

*1:機器内の湿度を保つために少量の水を使用します

以上

記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。