HERALBONY Art Prize 2026
エプソン賞受賞作品
HERALBONY Art Prize 2026について
エプソンは26年2月より、ヘラルボニーが主催する、障がいのある作家を対象とした国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2026(ヘラルボニー・アート・プライズ、以下 HAP)」のゴールドパートナーに就任しています。HAPは、世界中の障害のある作家を対象にしたアートコンペティションで、作家のキャリアの芽生えを後押しすることを目的として創設された国際芸術賞です。一人一人が持つ創造力を披露する場を提供し、より多くの観客に作品を伝え、作家のキャリアを新たな高みへと押し上げることで、従来の「障害とアート」のイメージを塗り替えていくことを目指しています。
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エプソン賞 紹介
- 作品名: Difference
- アーティスト名: 中野 道人 氏
- 制作年: 2025年
- サイズ: 1170×915mm
- 素材: キャンバス、油性ペン、アルコールマーカー
選定理由
中野さんの作品「Difference」は、ひと目にして大胆な余白と有機的な形が広がり、力強く拡大していく世界を感じさせます。作品に一歩近づくと、動物の顔や果物、街のようなさまざまなモチーフが緻密に積み重ねられていることに気づきます。それぞれ異なる要素が響き合いながら一つの世界を形づくる姿は、個性を尊重しながら多様な力を掛け合わせ、新たな価値を生み出していくエプソンの企業文化とも重なって見えました。
作品に広がる余白もまた、単なる空間ではなく、未来へと広がる成長や可能性の余白のように感じられ、人や社会の可能性を広げていこうとするエプソンの経営理念にも通じるものを感じさせます。互いの「差異」を生かしながら多様な個性が力を発揮し、その総合力によってよりよい社会が形づくられていく――。そうした未来への広がりを感じさせるこの作品は、常識や既存の枠を超えて新しい価値を生み出していこうとする挑戦の姿勢にも通じるものとして、本作をエプソン賞に選定しました。

エプソン賞 作家紹介
中野 道人 Nakano Michihito
「大胆に、繊細に、カラフルに、ユーモラスに」をモットーに、彼の作品は1本のペンで緻密に描かれる。
顔を近づけ、注意深く細部を見ると、動物や植物、建物などが集合し、作家が“スモールワールド”と呼ぶ繊細で小さな世界を形成している。本作は1つ1つのユニーク(唯一無二)なピースが個人を表し、それがたくさん集まることによって社会が形成される、という多様性に対する作家なりの捉え方が現れている。
作品から離れたり、近づいたりしながら、端から端までじっくり観ていくことで、“スモールワールド”の住人たちがそれぞれが異なる表情を持ち、そのユーモアにも気づくことができるだろう