家庭と仕事の両立
エプソンでは、社員がやりがいを持ち、ライフステージの変化に適応しながらいきいきと働き、最大限能力を発揮できる環境整備を目指しています。その実現に向けて、柔軟な働き方や支援制度の整備に加え、研修や情報発信などの取り組みを通じて、理解促進と職場文化の醸成を進めています。それらの取り組みの一部を紹介します。
取り組み
社内ロールモデルの紹介
育児や介護と仕事の両立に悩む社員の中には、「身近にロールモデルがいない」と感じる人が少なくありません。これらの話題は、個人の価値観や家庭事情に深く関わるため、職場で話しづらいと感じることもあります。
エプソンでは、社員が自分らしいキャリアを描けるよう、両立しながら働く社員の実例を紹介する「両立社員のワークインライフ」企画を展開しています。インタビュー形式で、制度の活用方法や働き方の工夫、日々のタイムスケジュールなどを具体的に紹介。他の社員の経験に触れることで、「自分にもできるかもしれない」という前向きな気づきや行動のきっかけを提供しています。
 
                        両親学級セミナー
エプソンでは2021年から、育児と仕事の両立を支援する「両親学級セミナー」を継続して開催しています。これから親になる社員や育児中の社員に向けて、制度の活用方法、働き方の見直し、パートナーとの対話の重要性などを伝えています。
セミナーでは「育児に性別は関係ない」という視点を大切にし、夫婦で育児のスタートラインを一緒に切ることの意義を共有しています。参加者同士が悩みや工夫を語り合う場面もあり、他の社員の経験に触れることで、新たな気づきや前向きな行動につながっています。
 
                        介護と仕事の両立研修
介護は、誰にでも突然訪れる可能性があるライフイベントです。
エプソンでは、社員が「いざという時」に備え、適切な対応ができるよう支援することが、安心して働き続けられる職場づくりにつながると考えています。
2023年度には管理職向けに研修を実施し、介護への理解を深めることで、職場全体として両立を支えやすい文化の醸成を図りました。
2024年度には、地域包括支援センターの担当者を招いたセミナーを開催し、介護に関する実践的な知識を学ぶ機会を設けました。
 
                        不妊治療のための休暇・休職制度
エプソンは不妊治療と仕事の両立には、「精神面の負担」「通院の負担」「体調・体力面の負担」の3点が大きな課題と捉えています。安心して治療と仕事を両立できるよう、休暇・休職制度の導入に加え、制度を使いやすい環境づくりにも力を入れています。「治療は一人のものではない」という考えのもと、配偶者の治療にも制度を活用可能としています。
 
                    




