「自然のもつ美の魅力」の表現は「ゆめ水族園」と共通点が多い
奥泉 和也さん
鶴岡市立加茂水族館
館長
つながり:「ゆめ水族園」撮影場所提供協力
加茂水族館では来ていただいたお客様に山形県の文化、風土を含め、何よりもクラゲを美しく見ていただくために、さまざまな工夫をしています。入り口から通路を進むと「次には何があるのだろ?」とワクワクドキドキする迷路のような導線があります。そこは対象物の周りをあえて暗くし、クラゲに自然と集中できるような配慮をしています。特にクラゲを見せるための照明には、とてもこだわっています。それは海の清々しさを表現する特別な選び抜かれたLEDライトを使っています。水深数メートルのクラゲが生息する環境、自然の状態を見てほしいと思っています。
「自然のもつ美の魅力」を表現することは、「ゆめ水族園」にも共通することがたくさんあるのではないでしょうか?また、「ゆめ水族園」で使っている揺れるスクリーンにもそれらのクラゲの美しさは十分発揮されると思います。
世界一のクラゲの展示を見てもらいたい。大水槽の10,000匹のクラゲの浮遊が象徴するように生き物の自然な動き、色、姿、をそのまま届けたい。繊細で傷つきやすい透明感ある浮遊するクラゲの魅力は、きっと病院や特別支援学校の方々にも喜ばれることを願っています。