※療育指導室メンバーの皆さま
※後列、向かって右側がご本人
この思いがたくさんの人につながっていくことを願っています
塩月 亜紀さん
独立行政法人国立病院機構 宮崎病院
保育士
つながり:「ゆめ水族園」2023年度開催
療養介護施設の利用者さんは、長きにわたり病棟で生活をされています。そこで勤務している保育士として利用者さんと人生をともに過ごす中、何を提供できるか…いつも考えてきました。裏を返せば、支援者側が提供する場面しか利用者さんは体験できないということです。そのことを自覚しながら模索しています。そんな時、気持ちを後押ししてくれるプロジェクトとの出会いが巡ってきました。
「見てください!これ!すごいです!」「えー!なになに?」のぞきこんだパソコンの画面に映し出された内容は、私たちにとって夢の企画でした。
そして2023年6月、当院はゆめ水族園を体験することができました。
開園は1日限り。その日のために、それぞれが抱える果たすべき仕事を調整し、宮崎に集まってくださった15名のエプソンチームの皆さん。初見にもかかわらず「120名の利用者さんのために」と私たちスタッフと同じ目的で過ごしていただいたことは、忘れられない特別な時間となりました。
利用者さんは、心地良い刺激のなかで大好きなスタッフと寄り添う優しいひとときを感じていただけたと思います。
コロナが5類になった矢先でしたが、実施後も利用者さんの体調変化がなく過ごせたのは、エプソンチームの【行動にも責任を持つ】という意識の高さからだと感謝しています。
商品と人がつながる。人と人がつながり、利用者さんの人生を彩る。私たちがそうであったように、この思いがたくさんの人につながっていくことを願っています。