創業記念館

コンセプト

  1. 創業当時から1970年代の雰囲気を実感する
  2. 諏訪を東洋のスイスにしたいという夢を実現した山崎久夫の誠実努力の足跡を辿る
  3. たゆまない精度の追求から生まれた創造と挑戦の歴史を知る

概要

創業記念館では、創業時代の建物に足を踏み入れ、当時の史実・製品とそれにまつわるストーリーに触れて頂くことができます。

「諏訪地方に時計産業を根付かせたい」という創業者山崎久夫と関係者の思いから始まり、機械式時計の技術・技能の進化を経て、世界初のクオーツウオッチ並びに小型軽量デジタルプリンターの開発まで、当社の創業から事業拡大に至るまでの歩みをご紹介しています。

展示室-1/誠実努力

創業者・山崎久夫の人物像を表し、当社の基本姿勢にもなっている「誠実努力」、その言葉を冠する展示室-1では、1942年の大和工業創業から諏訪精工舎発足までのあゆみを、山崎の時計づくりへの情熱と共にたどります。
展示品には当社初の完成品腕時計「婦人用5型」や、“驚異の時計”と言われた「マーベル」、世界水準の精度を追求した「初代グランドセイコー」など、諏訪の地で誕生し、当社のウオッチ事業の礎となった製品が並びます。

展示室-2/創造と挑戦

展示室-2は、時計の精度を競う世界的なコンクールの機械式時計部門に挑戦し、頂点を極めるまでの物語で幕を開けます。また、その高い精度を市販品の時計へと展開する一方で、次世代の腕時計を模索したプロジェクトの成果についてもご紹介します。
展示品にはコンクールへ出品した時計や、ロッカーほどの大きさであった水晶時計を持ち運べるサイズにまで小型化した「クリスタルクロノメーター」など、「創造と挑戦」の繰り返しによって誕生した画期的な製品が顔を揃えます。

展示室-3/技術は人びとのために

展示室-3では、1964年の国際的スポーツ競技大会における公式計時での成功を契機に、革新的な製品や技術開発が加速し、事業の多角化に向けた一歩を踏み出すまでの歴史を振り返ります。
展示品には世界初のクオーツウオッチ「クオーツアストロン 35SQ」やそれを実現した電子デバイス、小型軽量デジタルプリンター「EP-101」、秒表示付き6桁液晶デジタルクオーツ「06LC」など、世の中に大きな影響を与え、歴史に名を刻んだ製品が勢ぞろいします。

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